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2010年6月 5日 (土)

環境についての意識は二律背反的?@手づくり江戸川講座その4

Photo 2010年6月4日は、江戸川総合人生大学の 江戸川まちづくり学科5期生・6期生の授業でした。この3週間と同様、午前中の6期生は「手作りえどがわ講座」の、午後の5期生は「卒業研究」の発表でした。

6期生は「あんべぇ隊」というグループが「今日もいいあんべぇ」というテーマで2時間の授業を行いました。グループの目的は葛西地区の開発前の生活を調査することです。

写真では、あんべぇ隊の男性メンバーが女装をしてます。なぜ、女装したのか??実は、葛西の雷(いかづち)という地域にある真蔵院の大般若という奇祭を再現してるのです。祭りの由来は江戸時代にコレラが蔓延した時に、和尚が大般若経を背負って家々を回って被害を抑えたことや、結核にかかった妹のために兄が妹の長襦袢を着て厄払いをしたことにあります。現在でも2月に地元の若者が女装して地域を回っています。

授業では、その他にも2万年前の葛西の状況から、江戸〜昭和にかけての漁業の様子など、詳細な調査の発表がありました。

また、葛西の方言を使った寸劇も演じられました。「あんべぇ」も葛西の方言です。

葛西は昭和30年代までは半農半漁のまちでしたが、埋立のため昭和37年に漁業権放棄、40年代に面積が拡大、その後、マンションが林立し人口が増加しました。この50年間に環境が劇的に変わったまちです。このためか、葛西の歴史は毎年のように「手作りえどがわ講座」のテーマに取り上げられます。「変化」というのは人を惹きつけるものだと思います。

一方、都市計画では「アメニティ」という言葉がよく使われますが、これはどちらかと言えば「変化しないことが心地よい」とする考え方です。ウィリアム・フォルフォード(イギリスの都市計画家)によると、「アメニティとは、あるべきもの(たとえば、住居、温かさ、光、きれいな空気、家のなかのサービスなど)が、あるべきところにあること」と説明されています。

ということで、まち活動の楽しさ・面白さとは

変わらないことを住みやすいと感じる人は多いと思いますが、変化には魅力があるということで、環境についての意識は、二律背反的な面があることに気づくことです。

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