委員会

2012年4月23日 (月)

原発事故の外遊びへの影響から地域でのコミュニケーションの難しさを思う@KOPAの調査の中間報告

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2012年4月18日(水)は、「2011年 乳幼児期の外遊び、どう対応しましたか-福島の原発事故を受けて-」の中間報告&意見交換会に行って来ました。場所は世田谷区三軒茶屋にある市民活動支援コーナーでした。

KOPA(Kitz Outdoor Play Activity)の矢郷恵子さんが中心となり、原発事故が世田谷の乳幼児期の外遊びにどのような影響を与えたかについて150名へのアンケートや15団体へのヒアリングを行った結果を報告しました。私も調査委員として関わってます。なお、財団法人地域生活研究所の助成を受けています。

アンケートでは原発の影響として「外遊びが気になる」という意見は依然多いものの、夏以降、気になる割合は大きく後退しています。会場からも「直後は実家に帰り、4〜5月からは気になりながらも外遊びした」「半年ぐらいしたら疲れて、気がユルんだ」などの声がありました。

また、事故を受けて行った活動としては「署名活動等」が1/3あり、子育てや外遊び活動団体の関係者からの回答が多いとは言え、非常に高い割合で積極的に取り組んでいることがわかりました。会場からも「ガイガーカウンターで測っている」「元々、原発には関心を持っていたが周りの反響が違った」などの声がありました。

また、「価値観のゆらぎに悩んでいる」「4〜5月頃は混乱し、その後、触れることがなくなり、秋ごろから静かに語り始めた」という声も出ていました。

今回の調査から、原発事故の影響や原発推進かどうかなど、結論が出ていないことについて、お母さんたちが互いの空気を読みすぎて、地域で気軽に話すことができなくなっているように感じました。

事故前も「原発ってどう思う?」と聞く人に対し、「あの人とは距離を置こう」と思われていたと想像されますが、それは多くの人が無関心だったからでしょう。

現時点では皆んな関心があるのに、
「原発ってどう思う?」と口火を切れない、話したいのに話せない状況にあるようです。「話題にしない」ということへの同調圧力が働いているようです。

意見が違うことについて、結論がないことについて話し合う機会をもっとつくっていかなくてはいけないですね。

ということで、まち活動の楽しさ、面白さとは

地域でのコミュニケーションのあり方は、まだまだ課題が多く、たくさんの人たちが悩んでいると思いますが、少しずつ体験して慣れて、率直に語り合えるようになれたらいいとなぁと改めて気づくことです。

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2012年4月19日 (木)

遠回りしてるようでだが体験からの学びがある@葉山町の自治基本条例懇話会

2012年4月16日(月)は、葉山町の自治基本条例懇話会に行きました。

葉山町の自治基本条例検討委員会については、これまで以下の記事を書いています。
・2010年8月:第1回 熱い思いが場を行き交う
・2010年9月:第2回 コミュニケーションが豊かな委員会は楽しい
・2010年10月:勉強会 「協働」を改めて考えたい
・2010年11月:第3回 ブレーンストーミングは楽しい

その後、第4回が2010年12月にありましたが「検討委員会」としてはここで終わりました。

その理由は2011年1月に葉山町監査委員より「検討委員会」が地方自治法第138条の4第3項に定める「附属機関」に該当するのではないか、その場合は附属機関についての条例を定めるべきという監査結果が出されたからです。

葉山町として監査結果を検討し、2011年7月に附属機関ではなく、私的諮問機関の「自治基本条例懇話会」としてスタートしました。

しかし、その後、懇話会が開かれず、2012年1月に町長選があって町長が変わったこともあり、第2回の懇話会が4月に開かれることになったわけです。

4月16日は新町長とこれまでのメンバーで今後のあり方について議論しました。いつもながらに熱い意見が飛び交い、先行き不透明なところもありますが、今後の可能性が期待されます。

この委員会・懇話会では、自治の仕組みを検討しているわけですが、まさに自治の仕組みに直面しながら進んでいます。例えば
・首長が変わっても「変わらないもの」、「変わって良いもの」は何か
・「住民の検討組織」は「機関」であるべきなのか、検討および決定手続の一種という位置づけでもよいのか
・「住民の検討組織」の「開催」の頻度、タイミングは誰が決めるのか
などなどです。

いろいろ遠回りしてるようですが、体験からの学びがありますね。

ということで、まち活動の楽しさ、面白さとは

転んでもタダでは起きない面白さがあります。

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2010年11月27日 (土)

ブレーンストーミングは楽しい@第3回葉山町の自治基本条例検討委員会

2010年11月25日は神奈川県葉山町に行きました。3回目の自治基本条例検討委員会でした。

今回は町長に出席していただき、自治基本条例の必要性や総合計画との関係について話してもらいました。地方分権の流れから住民自治が求められており、そのために自治基本条例が必要だということ、この条例のキーワードは「協働」ではないかということでした。

その後、どのような内容を自治基本条例に入れていったらいいのかについてブレーンストーミング的に話し合いました。

具体的には、「ボランティア議員をつくってはどうか」「6つの字ごとに議会のようなものをつくってはどうか」「最高規範性を入れたい」「町民投票の仕組みを入れたい」などなどが出てきました。

その中で「理念・考え方」と「仕組み・制度」の話が出てきました。自治基本条例は葉山町に適した自治のあり方を示すものだと思いますが、その時に、「理念・考え方」から議論するのか、「仕組み・制度」から決めていくのかということです。
私の経験では、行ったり来たりになることが多いので、そんなふうに進めたらどうかと話しました。

また、「独自性」と「普遍性」の話も出ました。条例をつくるからには葉山の独自性をもったものにしたいという意見と、独自性を追い求めるあまり奇をてらったものや捻れたものになってはいけない、という意見でした。これはいずれもそうだと思います。今後どうなっていくか楽しみです。

ということでまち活動の楽しさ・面白さとは

いろいろな意見を聞いて、自分でも考えてみるという貴重な機会を持てることです。

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2010年10月24日 (日)

「協働」を改めて考えたい@葉山町の自治基本条例検討委員会の勉強会

2010年10月21日は神奈川県葉山町に行きました。自治基本条例検討委員会の自主的な勉強会でした。

話題になったのは「協働」でした。

私は、行政が決定する総合計画都市計画マスタープランなどは、行政が主体なので「住民参加」、住民が主体となった取り組みに行政が関わる場合は、「行政参加」だと考えています。

行政が使う「協働」は、「それは協働ではなくて、行政参加じゃないか!」と思う場合が多いので、厳密に使い分けた方がいいと思いました。

では「協働」とは何かというと、いろいろなことを決定する「決定権」や、取り組みから起こってくることに対する「責任」を、行政と住民が共に担うような場合・状況だと捉えています。

上記の考え方を勉強会で話したら、「それは協働を狭く捉えすぎているのではないか」と言われました。例えば、総合計画を最終的に決定するのは行政であっても、それをつくる過程は協働ではないかという意見でした。

また、最終的に決定するのは行政・町長であっても、主権者は住民であり、大きく捉えれば決定するのは住民であるとも言えます。

それで、「協働」「参加」について結論がでたわけではありませんが、今回、他の委員の意見を聞いて感じたのは、大きな枠組みは「参加」であっても場面場面では「協働」があり得る、それはお互いをパートナーとして見る態度・姿勢の部分が大きいのではないかということでした。

葉山町の自治基本条例ではさらに議論を重ねて、みんなが納得できる表現ができるようにしていきたいと思いました。

ということで、まち活動の楽しさ・面白さとは

自分の考えが、「あっちょっと違うかも、なんか凝り固まっているかも・・」と発見できることです。

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2010年9月19日 (日)

コミュニケーションが豊かな委員会は楽しい@第2回葉山町自治基本条例検討委員会

2010年9月15日は神奈川県葉山町に行きました。2回目の自治基本条例検討委員会でした。

今回は、各委員が自治基本条例に期待することを事前に書いて、それを説明しあうということをやりました。

私は一つには、「自治とは何かを明らかにする」ということを期待してます。具体的にはこれから委員会で考えていきたいと思いますが、例として上げたのは、「共助の活性化」と「ガバメント2.0」です。

共助とは、「自助・共助・公助」と言われているもので、自助では解決できないことを地域等で協力しあって解決することです。私としては自治の一つの要素は共助ではないかと思っています。何人かの委員も、地域コミュニティの活性化ということを言っていて、このあたりは共通する考え方なのではないかと思いました。

もう一つの「ガバメント2.0」とは、ウェブ2.0から来た言葉です。ウェブ2.0とは、旧来の送り手と受け手が固定化していた状態から、送り手・受け手が流動化する新しいウェブの使い方です。

この提唱者であるティム・オライリーが、ガバメント2.0も提唱しています。テクノロジー技術を使ったこれからの政府のあり方について語っていて、政府はプラットフォーム(基盤)になるべきと行っています。

私は、自治においては情報の流れが一方通行から双方向、多方向になっていくことや、共助が活性化するように行政が基盤を整え、提供していくことが大事だと思っています。

期待することの2番目は、この条例を理念だけの条例(理念条例と呼びます)にするのでなく、具体的な仕組みを盛り込んだものにしていきたいということです。他の委員も何らか仕組み・制度を組み入れたいという意見が多かったようです。

2時間では各自の意見を出し合うだけで終わったので、次回は意見交換することになりました。(次回は委員会ではなく、有志の勉強会という位置づけになりました)

一般的に委員会では十分にお互いを知り合うことはないですが、この委員会は人数が少ないこともあり、コミュニケーションが取れることがとてもいいと思っています。

ということで、まち活動の楽しさ・面白さとは

いろいろな人の考え方やキャラクターを徐々に知っていくことです。

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2010年8月26日 (木)

熱や思いが場を行き交う@葉山町の自治基本条例検討委員会

2010年8月24日は神奈川県葉山町の「自治基本条例検討委員会」に行きました。

昨年度まで川崎市の自治推進委員会になっていた関係で委員をやらせてもらうことになりました。また、私以外は葉山町にお住まいの方々が委員ですが、客観的にみれるということか、会長をやることになりました。

それで、自治基本条例とは何かということですが、「住民自治に基づく自治体運営の基本的なことを定める条例」で、2001年に施行された北海道ニセコ町のまちづくり基本条例が最初だと言われています。

しかし、自治基本条例の定番はなく、わかりにくい・説明しにくい条例です。そもそも自治体における「自治」がわかりにくいものだと思います。

今回は1回目の会議だったので、みなさんに自治基本条例に期待することなどをフリーに話してもらいました。

こういう1回目の会議ではいつも思いますが、熱や思いが場を行き交う感じがしました。先が見えない不安、他の委員はどんな人かという警戒心で、場が緊張してはいますが、それよりも期待が上回っている感じです。

ということで、まち活動の楽しさ・面白さとは

他の人の熱や思いを感じて、自分のエネルギーもアップする感じがすることです。

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2009年7月22日 (水)

川崎市自治推進委員会に行きました

7月21日は川崎市自治推進委員会に行きました。

これは川崎市の自治基本条例に位置づけられたもので、市内の自治の実施を調べ、提言していくことを目的としています。現在は第二期で、2008年11月にスタートしました。主なテーマは「参加」と「協働」(第一期は情報発信・共有)で、今回が5回目、来年3月に市長に報告書を提出する予定です。

今日のメインテーマは「事業者との協働」でした。具体的な事例としては、以下の3つが紹介されました。

1.川崎フロンターレ連携事業(所管:市民・子ども局シティセールス・広報室)
2.かわさきコンパクト推進事業(所管:環境局地球環境推進室)
3.多摩区子育て支援パスポート事業(所管:多摩区子ども支援室)

いずれも興味深い事例でしたが、中でも多摩区の子育て支援パスポートはとても意義あると思います。内容は、18歳以下の子どもがいる家庭(妊娠中も含む)にカードが発行され、それを提示すると協賛店でサービスを受けられるというものです。

現在、4000枚強のカードが発行されています。また、協賛店は13商店街、137店舗になっています。具体的なサービスとしては、コロッケ1個おまけとか、商品5%引きとかです。

この事業がいいところは、6月30日のブログにも書いたんですが、都市で大事な人のつながりや屋外での社交・コミュニケーションを生んでいるところです。単なるカードですが、これによって対面販売がちょっと苦手な若い世代が個人商店に入りやすくなり、また、商店の人も会話の糸口が生まれると思います。

小島委員長も話していましたが、近江商人の「買い手良し、世間良し、売り手良し」の「三方よし」を正に具現化していると言えるでしょう。

ということで、まち活動の楽しさ・面白さとは

まち活とは「市民よし、企業よし、行政よし」の三方よしだと思いますが、そういう取り組みを見ると嬉しくなります。さらに、自分が関わると非常に充実感があります。

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